「二重埋没法を受けたのに、なぜか左右の目の大きさが違う…」 「片方の二重は自然なのに、もう片方が不自然に見える…」
二重埋没法後に、左右の目の形や二重のラインに「左右差」が生じてしまうことは、決して珍しいことではありません。左右差があると、見た目のバランスが崩れ、せっかくの施術が台無しに感じてしまうこともありますよね。
この記事では、二重埋没法後に左右差が生じてしまう主な原因を解き明かし、その左右差をやり直して美しく整えるための具体的な方法、そして後悔しないクリニック選びのポイントを詳しく解説します。
二重埋没法後に「左右差」が生じる主な原因
なぜ、二重埋没法で左右差が生まれてしまうのでしょうか。主な原因は以下の通りです。
- 元々の目の左右差: 実は、人間の顔は元々左右対称ではありません。目の大きさ、まぶたの厚み、開き具合、眉の高さ、骨格など、誰しもが少なからず左右差を持っています。埋没法は、この元々の左右差を考慮せずに、同じように施術を進めてしまうと、かえって左右差が目立ってしまうことがあります。
- 医師の技術・経験: これが最も大きな要因となることがあります。
- デザインの未熟さ: 左右のまぶたの特性（皮膚のたるみ、脂肪の量、目の開き具合など）を正確に把握し、それぞれに合わせた最適なラインをデザインできていない場合。
- 糸の固定位置や強度の違い: 糸を留める位置や深さ、引き締め具合が左右でわずかに異なるだけでも、仕上がりに差が生じます。特に、左右の目の開き具合に合わせて繊細な調整ができないと、パッチリ感に違いが出てしまいます。
- 手術中の姿勢や向き: 施術中に患者さんの顔の向きがわずかにずれたり、医師が無理な体勢で施術を進めたりすることも、左右差の原因となることがあります。
- ダウンタイム中のむくみ・内出血の左右差: 施術直後やダウンタイム中は、腫れや内出血の出方が左右で異なることがあります。一時的なものであれば、時間が経つにつれて落ち着き、左右差も解消されることが多いです。この時期の左右差は、焦って判断しないことが大切です。
- 術後の生活習慣:
- 片方の目だけを強くこする癖: 無意識に片方の目だけを強くこすったり、片方だけ枕に押し付けて寝たりする癖があると、ラインが取れたり緩んだりして、左右差につながることがあります。
- 姿勢の歪み: 長期的な体の歪みが、まぶたの筋肉の使い方の左右差に影響を与え、二重ラインに影響を与える可能性もゼロではありません。
左右差の「やり直し」はいつから可能？主な修正方法
埋没法による左右差は、再手術（やり直し）によって改善できる可能性が高いです。
やり直しの時期は「ダウンタイム終了後」が基本
まず重要なのは、最低でも1ヶ月〜3ヶ月は様子を見ることです。ダウンタイムによる一時的な腫れやむくみが完全に引いて、ラインが安定してから最終的な判断を下しましょう。焦って修正すると、かえって状態を悪化させてしまう可能性もあります。
左右差を解消する主な修正方法
左右差の程度や原因によって、最適な修正方法は異なります。
- 片側の二重ラインの調整: 多くの場合は、左右のうちどちらか一方の二重のラインが、理想と異なっていることが原因です。この場合、片方のラインの幅を広げたり、狭めたり、食い込みを調整したりすることで、もう片方のラインと揃える施術を行います。
- 両側の二重ラインの再調整: 左右両方のラインを調整して、全体のバランスを整える場合もあります。特に、デザイン自体に問題があったり、両目とも理想とは異なる場合は、両目の再施術が必要となることがあります。
- 抜糸＋再手術: 現在の二重ラインを一度リセットする必要がある場合（例：糸が不自然に食い込んでいる、ラインが高すぎるなど）は、一度埋め込んだ糸を抜糸し、まぶたの回復を待ってから再度埋没法を行うこともあります。
いずれの方法も、まぶたの組織の状態や、前回の施術内容によって選択肢が変わるため、医師との綿密なカウンセリングが不可欠です。
左右差の「やり直し」で後悔しないクリニック選びのポイント
左右差の修正は、初回の二重埋没法よりも繊細な技術が求められます。だからこそ、クリニック選びが非常に重要です。
- 修正手術の経験が豊富な医師を選ぶ: 左右差の修正は、単に二重を作るだけでなく、左右のバランスを見極め、ミリ単位の調整を行う高度な技術が必要です。過去に多くの修正手術を手がけた経験があり、特に「左右差修正」を得意とする医師を選びましょう。
- 徹底したカウンセリングとシミュレーション:
- なぜ左右差が生じたのか、原因をしっかり分析してくれるか。
- あなたの希望するデザインを正確に理解し、左右のバランスを考慮した具体的な提案をしてくれるか。
- 修正後のシミュレーションを丁寧に行い、完成イメージを共有してくれるか。
- 修正によってどのような改善が見込めるか、同時に考えられるリスクや限界についても正直に説明してくれるか。
- 保証制度の確認: 前回の施術で保証制度が利用できるか、そして再手術後の保証についても、期間や内容をしっかり確認しておきましょう。
- アフターケア体制の充実: 術後の経過観察や、万が一のトラブルの際のサポート体制が整っているかどうかも、重要なチェックポイントです。
まとめ
二重埋没法後に生じた左右差は、適切に原因を特定し、経験豊富な医師によるやり直し手術で改善できる可能性が高いです。焦らずに、まずはダウンタイムが終了するまで様子を見ることが大切です。
そして、信頼できるクリニックで、左右差修正に長けた医師にじっくりと相談しましょう。綿密なカウンセリングを通じて理想のバランスを見つけ、美しく自然な二重を手に入れてください。
