「二重埋没法を受けたけれど、やっぱり元の目に戻したい…」 「デザインが気に入らないから、一度抜糸してやり直したい!」
二重埋没法は手軽な分、デザインの変更や、元の状態に戻したいと考える方もいらっしゃいます。その際、「一度埋め込んだ糸を抜糸して、改めて施術を受け直す」という選択肢が考えられます。
しかし、「抜糸って本当にできるの?」「抜糸してからすぐに次の施術ができるの?」 といった疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、二重埋没法の抜糸の必要性や、抜糸後に再度施術を行う場合の注意点、そして後悔しないためのクリニック選びのポイントを詳しく解説します。
二重埋没法の「抜糸」とは?なぜ必要?
二重埋没法は、まぶたの裏側から医療用の細い糸を埋め込んで二重のラインを作る施術です。この糸を取り除くのが「抜糸」です。
抜糸が必要となる主なケースは以下の通りです。
- デザインの変更を希望する場合:
- 二重の幅を大幅に狭くしたい
- ラインの食い込みが不自然で、自然なラインにしたい
- 左右差がひどく、一度リセットしたい
- 二重自体をなくして、元のまぶたに戻したい
- トラブルが生じた場合:
- 糸が露出してゴロゴロする、異物感がある
- 炎症や感染を起こしてしまった
- 糸がまぶたの裏側から見えて気になる
特に、二重の幅を狭くしたい場合は、抜糸が必要となるケースがほとんどです。現在ある二重のラインより下の位置で新しいラインを作るには、既存の糸による影響をなくす必要があるためです。
抜糸は可能なの?
埋没法の抜糸は、基本的に可能です。埋没法は切開せず糸で留めるだけなので、糸の位置が特定できれば比較的容易に抜去できます。ただし、埋没法を受けてから期間が長く経過している場合や、複雑な留め方をしている場合は、糸の特定が難しくなることもあります。
抜糸してから「再度施術」はいつから可能?
抜糸後に再度埋没法や切開法などの施術を受ける場合、まぶたの状態が落ち着くまでの期間が必要となります。
目安は「1ヶ月〜数ヶ月」の期間を置くのが一般的
抜糸後のまぶたは、腫れや内出血が生じ、内部の組織も一時的に不安定な状態です。この状態で無理に再施術を行うと、以下のようなリスクがあります。
- 正確なデザインができない: 腫れが残っていると、正確な二重ラインをデザインするのが難しくなります。
- まぶたへの負担が大きい: まだ回復しきっていない組織に再度刺激を与えることで、腫れが長引いたり、合併症のリスクが高まったりする可能性があります。
- 仕上がりの不自然さ: 炎症が残っていると、癒着が不均一になり、不自然な仕上がりにつながることもあります。
そのため、一般的には抜糸後1ヶ月〜数ヶ月程度は期間を空け、まぶたの腫れや炎症が完全に引き、組織が安定してから再度施術を行うのが望ましいとされています。正確な期間は、抜糸時のまぶたの状態や、次に希望する施術によって医師が判断します。
抜糸と再度施術を検討する際の注意点
抜糸をして再度施術を受ける際には、いくつかの注意点があります。
- 抜糸にかかる費用と再度施術の費用: 抜糸には別途費用がかかることがほとんどです(数万円程度)。また、再度施術を受ける場合は通常の施術費用がかかります。合計費用を事前に確認しましょう。
- 抜糸後のまぶたの状態: 抜糸後は、しばらくの間、二重のラインが不安定になったり、一時的に元のまぶたの状態に戻ったりします。また、糸を抜いた部分がわずかにへこんで見えることもあります。
- 再度施術で切開法も検討する?: もし埋没法を何度も繰り返していてすぐに取れてしまう、より永続的な二重を希望する、といった場合は、抜糸後に切開法を検討するのも一つの方法です。切開法はまぶたの組織を直接処理するため、取れる心配がほとんどなく、より安定した二重を作ることができます。
- 医師との十分なカウンセリング: なぜ抜糸したいのか、どのような二重を理想としているのかを具体的に医師に伝え、抜糸から再度施術までのプロセス、それぞれの費用、ダウンタイム、考えられるリスクについて、納得いくまで説明を受けましょう。
後悔しないためのクリニック選びのポイント
抜糸や再度施術は、初回の手術以上にデリケートな判断と技術が求められます。
- 修正手術・抜糸の実績が豊富な医師を選ぶ: 埋没法の抜糸や、その後に行う修正手術の経験が豊富な医師を選びましょう。糸の位置を正確に特定し、まぶたに負担をかけずに抜糸できる技術が必要です。
- まぶたの状態を正確に診断してくれるか: 抜糸から次の施術までの適切な期間や、どの術式が最適かを、現在のまぶたの状態をしっかり診て判断してくれる医師を選びましょう。
- 保証制度やアフターケアの確認: 抜糸後の保証や、再度施術を受けた場合の保証についても、明確な説明があるかを確認しましょう。術後の経過観察やトラブル時の対応も重要です。
- 複数のクリニックでカウンセリングを受ける: 抜糸と再施術を検討する場合は、複数のクリニックでカウンセリングを受け、医師の提案や費用、クリニックの雰囲気などを比較検討することをおすすめします。
まとめ
二重埋没法が気に入らなかったり、トラブルが生じたりした場合、抜糸をして再度施術を行うことは可能です。しかし、抜糸後のまぶたが回復するまでの期間を設け、次の施術に最適なタイミングを見極めることが大切です。
焦らず、抜糸と再施術の経験が豊富な医師に相談し、ご自身のまぶたの状態に合わせた最適なプランを立ててもらいましょう。そうすることで、今度こそ理想の二重を手に入れることができるはずです。